高齢者の生活習慣病は命に関わるケースも多いため、日常生活の中で予防に努めることが重要になります。
予防の基本として挙げられるのが喫煙や飲酒の厳守です。
喫煙は百害あって一利なしと言われるように、健康的な生活を送る上で取り除かなければいけない習慣の一つです。
本人が吸わなくても周囲の人間が吸っている場合は、副流煙によるダメージを受けることもあるので家族も配慮しなくてはいけません。
飲酒は適量であれば体に良い効果をもたらすと考えられていますが、適量を超えると病気の原因となります。
飲酒を習慣としている人は一日の目安量を守り、週に数日の休肝日を作ることが大切です。
食事による栄養補給も生活習慣病の大事な予防法になります。
野菜嫌いで肉中心の生活、味の濃い調味料を過度に使った料理ばかり食べていれば栄養が偏るのは避けられません。
特に高齢者は塩分の取り過ぎによる高血圧症に注意が必要です。
好き嫌いをせずに栄養バランスの取れた食事を心掛けることが健康寿命を延ばすことに繋がります。
朝が弱いなどの理由で朝食を抜く人も少なくありませんが、人間は1日3食が基本です。
起きてすぐに食事を取ることが難しいのであればしばらく時間を空けても問題はありません。
必ず1日3回の食事を習慣づけることが生活習慣病にならないための秘訣です。
そのほか、週に数日程度の定期的な運動、8時間前後を目安とした睡眠も病気の予防として高い効果が期待できます。